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  • 執筆者の写真TGU_CGC

こたつとヒルベルト空間

はじめまして。のぶです。

クラギの間では「のぶ」と呼ばれているので

気軽に「おい!」とでも呼んでください。


突然ですが、音楽は大きく、アナログとデジタルに二分されると思います。


インターネットの普及に伴い、大衆にはデジタルな音楽がコンテンツとして消費されるようになりました。録音技術が発達してから今日まで、音をデジタルに処理してアウトプットすることがどんどん手軽になり、やがて「DTM(DeskTopMusic)」というジャンルが生まれるに至りました。スマートフォンも身近になり、音楽ははるかに「ポータブル」なものになっていると感じています。


それに対し、クラシックギターは圧倒的にアナログな音楽であります。弦の振動はシールドを通して増幅されないので、弦を弾いた音そのもので、聴き手の耳に伝えなければならない。音は録音器具を通して保持されないので、全員がその場にいなければ音楽は完成しない。いわば、究極の「ライブ感」がそこにあるわけです。


これって、すごいと思いません?


どれだけ技術が発展しても、生音だからこそ伝わるもの、生音でなければ伝わらないものがあります。それを信じて、我々は弾き続けています(多分)。


これは、僕が敬愛する先輩の受け売りなんですが、アコースティックな音楽はその「一回性」にすべてがある。その瞬間しか成立しない音楽があるんだということです。


柄にもなく真面目な話をしてしまいました。本番まで残りわずかですが、本番でしか作れない音楽をするため、練習を積んでおります。ぜひ、会場で聴いてくださいませ。


それでは本題に入(ry

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